読書

屍人荘の殺人 今村昌弘著

全く現実的ではなく、まさに推理小説のためのストーリーですが、わざとらしい推理小説としてはよくできていると思います。映画も観たい気がします。

危険なビーナス 東野圭吾著

3年前にハードカバーで買った小説を文庫で買ってしまいました。でも、結末まで全く覚えておらず、十分に楽しめました。3年前の評価はかなり悪かったのですが、今読むとなかなかおもしろかったです。もちろん傑作とは全く言えませんが、するすると読めまし…

十字軍物語2 塩野七生著

ストーリーとしては劇的な展開はありませんが、塩野七生さんの文章はいつもながら秀逸です。三巻を楽しみにしてます。

ルパンの帰還 横関大著

前作よりも幅が広がったようで、おもしろかったです。北条さんや玲さんとかキャラも充実してきました。華ちゃんや香ちゃんの活躍が少し足りない気がしますが、今後が更に楽しみです。お兄ちゃんと北条さんがとっても気になります。

かばん屋の相続 池井戸潤著

池井戸潤さんの少し前の短編小説集です。やはり安定感があります。上手いですね。それぞれ小ぶりではありますが、そこそこの感動があります。

真夏の雷管 佐々木譲著

シリーズ8作目ですが、安定感のある面白さです。愛もあって、最後には暖かな感動があります。もう少し佐伯さんと百合さんのプライベートを覗きたいとの気持ちはあります。次作も楽しみです。

ヒポクラテスの憂鬱 中山七里著

短編全てに一つのストーリーが盛り込まれている点はプラスです。また、本当の犯人が二重の解になっている点も更にプラスです。ただし、一つ一つの話はスケールが小さく謎解きも凡庸で、また現実感も乏しいです。

ヒポクラテスの誓い 中山七里著

これ面白いです。劇的な感動や深い感慨はありませんが、十分に読む価値ありです。次作もすぐに読みます。

うちの執事が言うことには 高里椎奈著

外れです。話の筋が無理やりですが、それでも面白くないです。フラストレーションが溜まります。ダメダメです。

クジラアタマの王様 伊坂幸太郎著

期待が大きかっただけに、ちょっと残念でした。もっと感動と爽快感があればと考えます。「夢の中ではなくて現実で戦え」とのメッセージならば、宮部みゆきさんのブレイブストーリーのほうがわかりやすかったです。伊坂先生の直球ではなくて曲玉的な表現が逆…

教場2 長岡弘樹著

現実離れしていて納得感がないですね。こんな人いないし、こんな場面も有り得ないでしょ。なんかイライラしてしまいます。

絶唱 湊かなえ著

もう一度読み返すともっと感動するかもです。ストーリーテラーとしてはいつものように素晴らしいですが性格の意地悪さが相変わらず出てます。でも、最後はそこそこよかったです。

ひかりの魔女 山本甲士著

ほのぼのと良い話ですが、最後がちょっと期待外れでした。もう少しドラマチックなエンディングを期待してました。でも、人生の勉強にはなりました。続編も読んでもいいかなと思ってます。

ノーサイド・ゲーム 池井戸潤著

これはおもしろい。最近読んだ本の中では断トツです。相手を蹴散らす爽快感では半沢直樹に譲りますが、スポーツドラマとしてのダイナミックな感動が素晴らしいです。読む価値絶対ありです。

ヒッキーヒッキーシェイク 津原泰水著

全く意味不明、理解不能です。騙されました。読む価値なしです。帯のコメントは詐欺に値します。

雪冤 大門剛明著

設定と展開にはかなり無理がありますが、大きな感動は残ります。でも、そもそもの事件が正当防衛なので、こんな面倒臭い話にしなくてもよかったと思います。 もっと言えば、そもそものそもそもで自殺しなくてもよかったのに。こう考えると、かなり無理してわ…

パラレルワールド・ラブストーリー 東野圭吾著

大昔に読んだ東野圭吾さんの小説です。面白かったとの印象は残っているのですが、話の展開はすっかり忘れているので、映画化に合わせて読み返してみました。途中は少しだれてますが、ラストはやっぱりよかったです。東野さんの昔の作品はレベルが高いです。…

海の見える理髪店 荻原浩著

直木賞受賞作と聞いて期待して読みましたが、全く期待はずれです。6つの短編の内、3番目は△で、6番目は◯で、後の4つは❌です。最後の成人式は泣きます。